
~2月4日から2月18日~
二十四節気の始まり、立春。一年の始まりとなる節気です。その前日は「節分」。邪気を祓い、春を呼びます。興福寺の 追儺会(ついなえ)(鬼追い式)や元興寺の節分会など、多くの人でにぎわいます。実際には最も寒い時期ですが、日に日に日脚も伸び、少しずつ春へと向かっていきます。
初候 東風解凍 (はるかぜこおりをとく)
次候 黄鶯睍睆 (うぐいすなく)
末候 魚上氷 (うおこおりをいずる)



奈良町にぎわいの家・オリジナル二十四節気短歌「立春の歌」
福豆のゆふべ撒かれし門口にひかり及べり春立つ朝 喜夛隆子(歌人・ヤママユ編集委員)
福豆を昨夜撒いた玄関口に、朝の光がさす立春の朝。まだ寒い日は続いているが、立春の朝の光は、春の温かさを連れてきてくれる。また立春は旧暦では、新しい年の始まりでもあり、「春立つ朝」には、新年のりんとした決意も感じらます。節気の感覚、行事、自然と寄り添う気持ちがさわやかなお歌です。
喜夛隆子 歌人。ヤママユ所属。吉野出身の日本を代表する歌人、故、前登志夫の歌弟子としてその実力には定評がある。歌集に『国原の地図』他。最新歌集『柿の消えた空』(角川書店)には、奈良町にぎわいの家のために作った節気短歌、24首も所収。民俗も研究し著作に『フォークロアの畦道』などがある。
