「寒の入り」となり、寒さが本格的になるころ。そんな寒い時期にあえて、「寒中水泳」や「寒稽古」などのニュースを聞きます。寒さを超えた後に、 みなぎるものがあるのでしょうね。シンボルマークは「雉(きじ)」。「小寒」のころに鳴き始めるとのこと。

初候 芹乃栄(せりすなわちさかう) 
次候 水泉動(しみずあたたかをふくむ)
末候 雉始雊(きじはじめてなく)

ストーブにシチューとろとろ煮えてゐる小寒の夜 笑顔が揃ふ 喜夛隆子(歌人・ヤママユ編集委員)

ストーブの上にシチューがのってとろとろ煮えている、冬の温かい風景。鍋を置けるようなストーブは今は中々、見られませんが、火の色を感じながら暖をとっていた
時代は、体で感じる温度以上に、気持ちが温もる冬であったように思います。小寒の夜、ストーブを囲んでシチューができるのを待っている、美味しい予感に笑顔がこぼれます。冬のお家の素敵な時間。