二十四節気の紹介 小満 小満 (しょうまん) ~5月21日から6月5日~ 緑がいよいよ濃くなり、自然の生長の気に満ちる季節。紅花が咲き、麦が実り、時に走り梅雨も。 ・初候…蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ) 5月21日~25日 ・次候…紅花栄(べにばなさかう) 5月26日~30日 ・末候…麦秋至(むぎのときいたる) 5月31日~6月5日 奈良町にぎわいの家・オリジナル二十四節気短歌 ・小満の歌 小満の木々のかげ濃しそこに遊ぶ鹿の親子も人の親子も 喜夛隆子(歌人・ヤママユ) 緑の匂いに満ち、生きものの成長が著しい小満のころ、木々の緑も濃く、木陰も濃い、その緑の木陰に、鹿の親子が遊び、人の親子の姿もある。木陰の涼しさの中に、鹿も人も、親子で遊ぶ風景。自然の生長の熱気は、若い力に満ちた、子どものの姿にも重なる。奈良ならではの、鹿も人もと歌った、温かいまなざしに満ちたお歌です。