大雪(たいせつ)

~12月7日から12月20日~


字の通り、大雪の頃ですが、奈良では実感がありませんね。北国では除雪車が始動しなければ生活ができないという話を聞くと、雪の大変さを思います。雪を花に例えて、「風花」「天花」などの美しい言葉を知ると、「雪」の美を愛した先人の心を身近に感じます。
初候「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」
次候「熊蟄穴(くまあなにこもる)」
末候「鱖魚群(さけのうおむらがる)」

奈良町にぎわいの家・オリジナル二十四節気短歌

・大雪の歌

しろがねの連嶺はるか窓を過ぐ 北へゆく旅大雪の日の   喜夛隆子(歌人・ヤママユ編集委員)
真っ白に輝く山々が窓の遠くに見える、北へと向かう旅。車窓からの風景です。今、自分のいるところに雪の気配がなくても、白い姿で連なる山々を見ると、雪を近しく感じますね。北への旅の始まり、暦は大雪です。