
~12月21日から1月4日~
節気の中でもよく知られている「冬至」。かぼちゃをいただき、ゆず風呂に入る…年末の風物詩の一つになっていますね。1年で1番夜が長い日。農作物に恵みをもたらす、太陽の出る昼間が一番、短いということは、昔の人にとっては、陰が極まる節気でもありました。けれど、冬至を過ぎれば、少しずつですが、日も長くなっていきます。次の命が芽吹く準備をする、冬。冬至はそれを感じる節気です。
初候 乃東生(なつかれくさしょうず)
次候 麋角解(さわしかのつのおる)
末候 雪下出麦(ゆきくだりてむぎのびる)

奈良町にぎわいの家・オリジナル二十四節気短歌「冬至の歌」
シンデレラの馬車のかぼちやは美味しいよ、お噺しようか冬至の夜長 喜夛隆子(歌人・ヤママユ編集委員)
かぼちゃ、と聞くと、子どもたちは、冬至に食べるというより、ハロウィンのかぼちゃのオバケを思い出すかもしれませんが、シンデレラの馬車もそんなかぼちゃのイメージを代表していますね。かぼちゃが魔法で馬車になる…そんなおとぎ話を信じられる子ども時代が長くあってほしい…冬の夜長は真っ暗でこわいけれど、大切な人が身近でお話してくれる…そんな宝物ののような時間を冬はくれる…。親子で味わってほしいお歌です。
喜夛隆子 歌人。ヤママユ所属。吉野出身の日本を代表する歌人、故、前登志夫の歌弟子としてその実力には定評がある。歌集に『国原の地図』他。最新歌集『柿の消えた空』(角川書店)には、奈良町にぎわいの家のために作った節気短歌、24首も所収。民俗も研究し著作に『フォークロアの畦道』などがある。
